2014年04月10日

23歳で迎えた声変わり - 続編

さて、しばらく前に書いた私の声の異変に関する記事の続編です。

前回の記事の要点だけ書くと、ここ1年で自分の声が大きく変化していて、それは周囲の人からも言われます。もともと私の声は極めて特徴的な高音だったわけですが、最近では高音が出しづらくなり、かつ低音が出しやすくなり、結果として声が大幅に低くなりました。ですが、この年齢になって変声期を迎えることは考えづらく、何か声帯に異常が生じているのではないかと指摘されたわけです。ネットで調べてみると、声帯ポリープや声帯結節が生じることで声に異変が起きることがあるそうです。
(前回の記事の全文はこちら

ということで、4月1日に病院に行き検査を受けてきました。喉の異変は耳鼻咽喉科が診てもらえます。鼻の穴の中に簡単に霧状の麻酔をかけた上で、鼻からファイバースコープを入れ声帯の様子を見る検査でした。痛かったり苦しかったりするわけではないのですが、鼻から異物を入れられるのは何ともいえない気持ち悪さがあります。

結論を言えば、声帯自体に特に異常は発見されませんでした。


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万が一、悪性腫瘍でも発見されたらどうしようとも頭をよぎっていたところだったので、よかったと言えばよかったのですが、謎は残ります。なぜこの期に及んで声が変わるのか...?

これは診てもらった病院の先生が言っていて、かつネットにも書いてあることなのですが、変声障害というものが存在します。普通、男子は思春期に変声期を迎えて声が大きく変化し、一時的に声が不安定な状態になりつつも変声期を終えると成人男性の声になるわけですが、まれにこの変化がうまく進まない場合があります。例えば、変化した自分の低音に違和感を感じ適合できない場合、無意識のうちに裏声のような声で話す習慣がついてしまう場合があるそうです。

遷延性声変というキーワードで検索してみると、「話し中に、低い地声と高い裏声が交互に入り混じり、それが1年以上数年間続きます」と出てきます。それ、まさに私じゃないですか...

変声障害にはいろいろな要因があるようですが、声帯の異常だけでなく発声法の問題である場合も多いようです。その場合、治療としては言語聴覚士による発声法の矯正、ボイストレーニングを行います。

確かに、低音に対する違和感というのは分からなくもないです。私の声は高音と低音が入り混じっており、もちろん自分の高音が極めて特異であることは承知していますし、自分でも嫌悪さえしていますが、一方で低音部分はどこか自分の声ではないような気がしていました。

そして、最近以前と発声法が変わったという自覚もあります。以前の記事でも少し書きましたが、かつては喉から声を出すような感じでしたが、最近は胸から声を出しているような感じです。

しかし、ここ1年の大きな変化は、発声法の変化だけではないと思っています。明らかに自分にとって出しやすい声の音域が変わったからです。もちろんこの年齢になって、思春期ほど大きく声帯は変化しませんが、やはり何らかの理由で声帯も少し変化した気がします。一般的な変声期でも、急激な声帯の変化に応じて発声法が変化するそうですが、私の場合は声帯の少しの変化が発声法の変化につながり、結果としてアウトプットの大きな変化が起こったと考えています。


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先ほどの言語聴覚士による治療の話では、誤った発声法を直すことで、正しい声の出し方ができるようになるということです。これで言えば、以前の私は無意識のうちに誤った発声法をしていたが、なぜかここにきて正しい発声法を身につけたため、普通の声が出せるようになったということになります。

ところが、そうとも言い切れない部分があります。確かに最近の私は「普通」の声を出せるようになり、社会生活的にはとても助かっています。しかし、どうも今の低音は自分にとって一番無理のない声というわけではないようです。以前に比べて喉にかかる負担が大きい気がしますし、喉が痛くなったり声が枯れたりしやすくなりました。

つい先日も駒場の新勧活動を手伝ってきたのですが、大声で勧誘していたわけでも一日中ひたすら発話していたわけでもなく、時々新入生や知り合いと話す程度だったのですが、一日の終わりには喉が痛くなってきました。その他にも、大学院では研究構想発表会というものがあって、ブースがいくつか設けられた中、新修士1年に向けて自分の研究を簡単に説明するのですが、そこでも発表や質疑応答で40分くらい話し続けたあたりからかなり喉が苦しくなってきました。

最近の低音は7〜8割くらいは無意識ですが、2〜3割は意識的に声の高さを抑えている部分があります。そして、その低音は自分に一番適した声ではないのかもしれないのです。かといって、最近ではかつての高音も出しづらくなり、むしろ意識しないと高音で話せなくなりました。

まとめると、外から聴いている分には自然な声を出せるようになり万事解決のように見えますが、実際のところ声帯が不安定な状態になっています。それも含めて遅れた変声期なのでしょうか...



※ 一応念のため断っておきます。「変声障害」まではある程度出てくるキーワードですが、「遷延性声変」までなってくるとこのネット時代といえどもあまりページが出てきません。何が言いたいかというと、そういうキーワードで私の記事にたどり着く人がいないとも言い切れないのですが、きちんと信頼できる情報源を調べてください。これは変声障害に限った話ではなく医療全般に言える話ですが、今回調べものをして思ったのは、ネットの情報は専門的な話になると思っているほどあてになりません。
posted by buffer at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記